オマーン国が口述歴史学におけるアラブの経験を論じる会議を主催
オマーン国が口述歴史学におけるアラブの経験を論じる会議を主催




アッシャルク・アルアウサトによると:

月曜、首都マスカットで国際口述歴史学会議「概念とアラブの経験」が開幕した。同会議は国家文書・公文書庁がシリアの団体「ワシーカト・ワタン」と協力して開催し、オマーン国内外の記録研究者が参加する。会期は3日間。

会議では、口述歴史学に関する多数のテーマと課題を三つの主要軸で検討する。理論軸ではアラブ世界における口述歴史学の概念を扱い、学術軸ではアラブ域内外の実践例(方法論と成果)を取り上げ、将来軸ではアラブの口述歴史学経験の展望を論じる。

目的は、アラブ社会の特性を踏まえた口述歴史学の課題を研究し、現代アラブ史における口述資料の重要性への認識を深めること、さらにアラブ諸国の実践例を把握し、共同プロジェクトや専門研究での協力を探り、教育課程への手法導入の可能性を検討し、アラブの口述歴史学経験を発展させることである。

会議は多数の研究発表、映像上映、専門討議を含み、オマーン国内外から25人超が登壇して口述歴史学の課題と将来について議論する。

国家文書・公文書庁のハマド・ビン・ムハンマド・アルドワイヤニ長官はあいさつで、同庁がオマーン国の文明的・歴史的・文化的・思想的側面を紹介し続け、歴代オマーン人の経験を次世代へ継承する重要性を強調した。

長官は、口述資料が口述歴史学に欠かせない史料であり、直接経験した歴史の解釈に寄与するためその重要性が増していると述べ、厳格な歴史批判とインタビューの記録・筆録が不可欠だと指摘した。

また、書面資料が歴史記述の基盤となる一方で、口述歴史学の価値と精密研究との関係をめぐる議論が続いていると説明し、過去の歴史家も口頭資料に広く依拠してきたと述べた。

シリア大統領府特別顧問で「ワシーカト・ワタン」創設者のブサイナ・シャアバン博士は、パレスチナ、リビア、マグリブ諸国、そして2007年に口述記録部門を設立したオマーン国を含む多くのアラブ諸国が口述歴史学に関心を寄せているが、地域全体でその潜在力を十分に活用し、体系的な専門機関を確立するには至っていないと語った。

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