メディア省は、1970年に「情報・社会福祉・労働省」として設立されました。その後、1973年に「情報・観光省」と改称され、放送、出版、観光、文化遺産、古代遺跡、伝統芸術などの活動を取り込みました。1974年には、観光部門が分離されたため「情報・文化省」に再改称され、さらに1979年には「情報・青年問題省」となり、1982年には情報分野に限定された「情報省」としての名称に定まりました。
2011年には、放送とテレビの分野を担当するため、内閣直属の独立した財政・行政機関として「放送テレビ総局」が設立されました。これにより、放送とテレビに関わる全ての業務とエンジニアリング分野が統合されました。
そして2020年8月18日、勅令第95/2020号により、メディア省の権限と新たな組織構造が定められ、同勅令により、放送テレビ総局、オマーン出版広告財団、メディア研修センター、内閣官房通信総局に関する全ての予算、資産、権利、義務がメディア省へと移管されました。