オマーン王立警察(ROP)は、交通安全を向上させるために、啓発、訓練、制度や法令の見直し、そして最新技術の活用を含む包括的な取り組みを行っています。
ROPは、交通意識を社会全体に浸透させることの重要性を認識し、安全運転文化の醸成を最優先事項としています。そのため、国民のあらゆる層を対象とした啓発プログラムや、オマーン各地での交通安全展示会を実施し、これまでの取り組みを広く紹介しています。
また、2025年には湾岸協力会議(GCC)加盟国による第37回湾岸交通週間に「スマホなし運転」をテーマに参加し、インタラクティブな展示やさまざまな催しを通して啓発を行いました。
これらの展示会は、注意喚起、誤った運転行動の是正、交通ルール遵守の重要性の啓発といった面で大きな意義があります。
オマーンの11県に設置されている交通安全研究所は、警察職員や運転者の訓練を通じてROPの取り組みを支えています。
研修、ワークショップ、講演会を通じて交通安全意識の向上に寄与しており、「子ども交通安全スクール」などの取り組みも展開。これは現実の道路環境を模したミニ都市で、子どもたちに交通ルールの大切さを体験的に学ばせるものです。
研究所は教育省および地域教育局と連携し、バス運転手や生徒向けの教育プログラムを実施。理論と実践を組み合わせた内容で、安全運転の行動を促進しています。
教育省はさらに、10歳から18歳までの児童を対象とした国際プログラム「VIA」を33校で実施。危険行動の認識と、安全な対応策の習得を目指しています。
交通安全の成功には、地域社会との連携が不可欠です。
市民や居住者が交通ルールを守り、啓発活動に参加し、警察と共に責任を持って行動することが、より安全な道路環境の実現につながります。
オマーンでは、1997年の王令第64号に基づき「国家道路安全委員会」を設立。警察・税関総監が議長を務め、各関係機関の代表と専門家がメンバーとして参加し、国家戦略の策定と事故減少に取り組んでいます。
